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まず僕をリストラしましょう、と言った話 [しょーもないこと]

(みんな、このエントリをツイートしたり、はてブしたりするの禁止な)

ベンチャーって小さなボートで大海を進んでいるようなもので、快進撃のあとに凄い停滞がくることがある。もう停滞なんてもんじゃなくて沈みかける。

調子のいい時は、ばんばん人をとってるけど、どうしても
「あー、採るの間違っちゃったなー」
って人も入っちゃう。なにせ鳴かず飛ばずのときは面接に来てくれる人もいないんだから、採れる時に採りたいっていうのもあるし、ちょっと会社の調子いい時に来てくれる人が
「みんないい人に見えちゃう」
ということらしい。

ついこないだまで調子良かったのに、このまま行ったらあと数ヶ月で資金が尽きるという状態になった。そんなときに、とにもかくにも少数精鋭でアプリを作ろう。それはさておき、収益に貢献できない人が多すぎる。何人か辞めれば資金が尽きるのが何ヶ月か先に延びて、それで会社が存続する可能性が少しでも高まる・・・という状況になった。

その時、
「じゃあ、(最年長の)僕もろとも年齢が上のほうのエンジニア何人かリストラしましょう。僕が辞めされられたっていえば、みんな納得するだろうし、残る人も会社がピンチだってことがわかって危機感を持ってくれる」
って(時の) CTO に提案したんだけど、その時はニコニコ笑ってるだけで、提案は受け入れられなかった。
僕が、そのとき会社にしてあげられる精一杯の貢献だと思ったんだけど。
もう、僕がそんなこと言ったことも忘れたかもしれないけど、僕には忘れられない出来ごとだった。

リストラすると、上場できないっていうのは、ひとつの大きな理由だったようだ。でも、倒産したら上場もなにもないよ。
「あと3ヶ月頑張ってダメだったらしょうがないです」
って言われたけど、いやいや社長や CTO はそれでいいかもしれないけど、従業員はそう思ってないんだから、働いてくれてる人のことも考えてあげてよ、と思った。

結局、僕の提案は受け入れられず、しかし超ラッキーなことにその後ヒットに恵まれて会社は奇跡の回復をした。そして、僕は、業績が右肩上がりでイケイケになった頃に辞めた。辞めた時はみんな「え?なんで辞めるの?こんなに儲かってるのに?馬鹿じゃないの?」くらいに思ったに違いない。
その会社、いまこそリストラ志願兵を必要としているときだ、と思わなくもないが僕はもういない。

リストラで辞めるのは、なかなか難しいものである。

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