チキンレース方式と羊飼い方式 [日記]
その昔、私が二等兵だった頃、何度か新兵の教育係に任命された。
いろいろ試行錯誤したが、結局のところ指導方法として
・チキンレース方式
・羊飼い方式
のどちらかの方式を選択することになる。
チキンレース方式は、新兵に最終ミッションを与え、途中の経過報告を
受けつつも、極力、新兵の判断力に任せる方式。
二等兵か新兵が「もうだめだ。参りました。」というまでは
バイクで崖に向かって突っ込んでいくように、両者我慢することになる。
#ゴールに向かっているはずなのだが、ほとんどの場合、向かっているのは崖だった
新兵は、我慢しているというより、どこが崖っぷちなのか分からないまま
突っ込むので、二等兵が勝負に勝てることは無い。
(かといって、新兵が勝っているとはいえないのだが・・・)
↓チキンレースの典型的な例(やっぱり司令官は惨敗だ)
http://www.liris.org/blog/567
羊飼い方式は、新兵の工夫を認めず、細かく方針を決め報告を課する方式。
二等兵の作業量は膨大になるが(新兵に何もさせないで自分でやるほうがかなり楽)
最後の最後にどんでん返しということが起こり難い。
二等兵からすると、羊飼い方式では新兵はつまらなくてやる気が出ないし、
それでは、いつまで立っても一人前の兵士になれないと思うのだが、
新兵は、どちらかというと羊飼い方式の方が安心できるようだった。
新兵が嫌じゃなければまあいいや・・・と、後半は羊飼い方式一辺倒だった。
上記2方式のほかに
・窓際族方式
という、面倒で時間はかかるが、難しくない雑用を任せてほっておくという方式もある。
しかし、時間のかかる雑用を新兵に任せると、信じられない程の時間がかかるので
実戦投入したことは無かった。
(それに、窓際族の仕事しか出来ない二等兵を量産するわけにもいかないし)
私の指導力不足のためか、結局、どちらの方式でも負け戦の連続だった。
二等兵は後に除隊し、現在は傭兵としてのんびり暮らしている。







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